中学校で教師3 人が夏休みの宿題について話しています。
女1:今日は夏休みに宿題で生徒に読ませる本を決めたいと思います。先週4 冊候補をお伝えしましたね。歴史小説、伝記、冒険小説、それと詩集からそれぞれ一冊ずつでしたが、読んできていただけましたか。
男:はい、わたしは伝記がいいと思いました。苦労を重ねながらも幼い頃からの夢を実現した科学者の話、中学生にぜひ読んでもらいたいですね。
女1:なるほど、将来を考えはじめる年頃ですからね。この時期の生徒たちには貴重な本ですね。
女2:でも、伝記はちょっと押し付けがましい面があるような気がして、詩集はどうでしょうか。若者の日常生活がモチーフになっていて、中高生の共感を集めていると、いまメディアでも取り上げられてますよね。
女1:そうなんですか。うーん、じゃあ、既に手に取っている生徒も多いかもしれませんよ。
女2:あー、確かにそうですね。では、冒険小説はどうですか。話の展開がはやく、スリルがあって、どんどん先を読みたくなりますし。本を読む楽しみに気づいてもらえるんじゃないかと思うんですけど。
男:それは大切なことですね。ただ、内容にちょっと暴力的な描写があるので、その部分をどう考えるか、中には繊細な子もいるし、親の反応も気になりますね。その点、伝記なら…
女1:安心ですね。
女2:じゃあ、歴史小説もいいんじゃないでしょうか。ちょうどいま、同じ時代のことを授業であつかっているので、時代背景を知る意味でも、読んでもらいたいですね。
女1:そうですか、それはちょうどいいですね。ちょっと内容が固くても、挑戦してもらえましょう。うーん、夢に向かって歩み始める年頃に読んでほしいものも捨てがたいし、夏休みの宿題は2 冊としましょう。
夏休みの宿題として、どの本を読ませることにしましたか。
1 歴史小説と伝記
2 歴史小説と冒険小説
3 詩集と伝記」
4 詩集と冒険小説